消防庁VS警察庁??

 土砂崩れに巻き込まれた車の中から2歳の男の子が奇跡的に救出されて(ホントに良かった!)、救助に当たった東京消防庁の「ハイパーレスキュー隊」が注目を集めた。瓦礫の中から心拍や呼吸音を察知するハイテク装置(「シリウス」というそうだ)も記事になったが、番組でそれを扱おうと準備していたら報道セクションから「あれはそんなに役に立っていなくて、最初に男の子を見つけたのは救助犬だった。消防庁の機械ばかりを称揚しないように」と言われた。
 「ん?」と思って救助犬の所属を聞くとこれが警察庁だそうで、記者クラブを通じて「消防庁ばかりを持ち上げるな」とクレームしたらしい、という。
 別にどっちの手柄でもいいじゃんか。一緒に協力して被災者の救援に当たろうよ。極限状態の現場をさておいて、アピール争いをしている本庁に呆れた次第。