10日のお仕事

 会議室で8時半に起床。この会議室のロッカーには番組資料とともに簡易枕や毛布もあってオフィスというよりは部室に近く、やむなくここで寝る羽目になった時も毛布をかぶれば寒くはないが椅子を並べて寝たので体が痛い。仕事が立て込んでいるのは通常の仕事の他にライブドア堀江社長インタビューの準備と万博中継の各種連絡があるためで、インタビューはともかく万博関係は事務局と間借りする名古屋の放送局と現場担当の技術の3者の板挟みになり消耗する。インタビュー用のネタ集めと万博の連絡を午前中から並行して行う。夕方までかかってようやく万博の取材申請が完了。
 午後7時過ぎから明日(11日)放送分の堀江社長インタビューを収録する。詳細は改めて。収録後、翌日の準備をしているスタッフと万博中継の話をしていたら、10日あまりの海外出張から帰ってきたディレクター(=彼がもともと万博の仕切りを担当していた)が「ワタシが帰ってきたからには万博はもう大丈夫です」という雰囲気をしきりにかもし出しているような気がして、思わず声を荒らげてしまう。疲れが臨界点に達しているようだ。こういうことをしているとスタッフが萎縮してしまう。猛省。
 ライブドアとの窓口になったうちのスタッフから、「朝のテレビ用に音声を部分的に使いたいと頼まれたので分けてやって欲しい」と頼まれ、番組名もテロップで出るというのでこちらを優先的に編集して30秒2パターンを渡す。しばらくたつとそのテレビ番組から「出演コーナーの冒頭部分と、ニッポン放送という単語が入っているところを抜き出して欲しい」と改めて頼まれ、「いいよ」と返事して編集し、30秒1パターンを追加してCD−Rに焼いて渡す。しかしよく考えたらどうしてそこまでサービスせにゃならんのだ。注文があるなら最初から言っておけとだんだん腹が立ってくる。怒りながら自分の番組用の編集にかかったのが午前3時。3日続けて同じ服を着ているのはさすがにプロデューサーとしてどうかと思われ、朝6時にいったん帰路に着く。家に帰るまでそのテレビ番組の音声をラジオで聴いていたが堀江社長の話題は出てこず、まさか編集だけさせてボツにしたんじゃないだろうな。久しぶりに自分の布団で熟睡する。