新幹線で読んだ本

私の体を通り過ぎていった雑誌たち

私の体を通り過ぎていった雑誌たち

 坪内さんは僕より学年で7つ上だ。しかも東京出身。小学校の頃から古本屋に通い、プロ野球やプロレスに出かけ、子ども向けでなかった頃の「少年マガジン」をリアルタイムで読んでいたなどという記述を読むと、文化果つる田舎で育った身としてはうらやましくてうらやましくて(笑)。僕が生まれて初めて見たプロ野球は小学校5年の時に釧路市営球場(市民球場ではない)で行われた巨人対大洋の二軍戦だもの。投手の定岡正二にデッドボールをぶつけられた大洋の打者が昏倒、救急車で運ばれるシーンを目撃し、あれはあれでスゴイと思ったが。