引き続きアラブ本

きのうの夜は制作プロダクションの人たちと飲み会があって、うっかり飲みすぎ、午前中は使い物にならず。
池内恵『アラブ政治の今を読む』(中央公論新社)を読む。池内さんはこれまでのアラブ専門家が「アラブ社会や思想はこんなに素晴らしいが、翻って日本や西欧社会は・・・」という展開で論を進め、アラブ地域そのものをちゃんと分析してないじゃないか、と批判している人で、今もっとも信頼できるアラブ専門家だ。
1年以上前に一度ゲストに来てもらったこともあって、今回の人質事件でも出演を依頼しているのだが、活字メディアでは時折文章を見かけるものの、たぶん放送ではどこにも出ていないんじゃないだろうか。専門家不足に悩む各局が見逃すはずもなく、確実にオファーはされていると思うのだが。
多忙なようだし短い時間で細切れに語るだけではなかなか真意が伝わらない、と考えているのかもしれないが、世の中の関心がアラブ世界に向いている今、ぜひ話を聞いてみたい論客なので、しつこく依頼を続けることを決意。
午後から、明日の草野球に備えてバッティングセンターへ行き75球。「右打者の右腕」を意識しながら打つが、体のキレはイマイチ。吉祥寺で妻子と夕食。屋外にもテーブルがある店で「池に金魚がいる」と娘は大喜び。近くを猫がうろうろしていたけど、夜中や客がいない間はどうしているんだろう。まさか食べ放題?
チューボーですよ」を見ながらうとうとする。なぜか「鹿児島に出張して翌日の段取りを心配しながら焼肉の準備をする」というわけのわからん夢を見る。「明日の羽田行きは何時だっけ」と心配しながら豚トロをラップで包んだりして、脈絡ないながらも妙にリアル。