プロ野球と放送業界

 更新がしばらく滞ってました。先週の出来事からいくつか。

 ラジオ業界恒例の「聴取率調査週間」(ごく一部の番組を除いて「スペシャルウィーク」と称している)がスタートした。「ここだけ突然数字をアップさせる」魔法なんてないが、プレゼントや賞金が当たりやすくはなってます。
 「プレゼント効果」「ビッグゲスト効果」についてはホントに効果があるのかないのかずーっと議論があって、僕はどちらかというと否定派なのだけれど、そうは言っても編成部としては何かせざるをえないというところなのだ。

 週の後半は飲み会が続いた。
 金曜日は番組で「月島もんじゃ屋形船」(笑)。陽の高いうちから飲み、お台場にある某局の前で停船。東京湾の中心でバカと叫んだ(ウソ)。上陸してからも延々飲み続け、気がついたら午前3時。タクシーで帰ったが、途中で寝てしまい気がつくととんでもないところに連れて行かれていた。夢うつつで「まだまだまっすぐ行って下さい」などと頼んだらしい。とほほ。
 土曜日は番組にも出てくれた音楽ライターの人と飲んだ。R&B系に強い人だが、僕と同じくスティーリー・ダンを愛してやまない、ということがわかって固く握手。彼は同じ市内に住んでいて、いいバーも教わった。

 で、本日日曜日。飲み過ぎでさすがに胃の調子が悪いです。

 先週放送した内容から。
 かなり旧聞になるが、近鉄オリックスが合併することになった。
 もちろんわが番組でもこのニュースは扱った。原因を分析していくと、

  1. 新規参入がほとんど不可能な業界で、真の競争がなく活力が低下している
  2. 人材が(海外などに)流出している
  3. 人気が低下しており、その分野への関心も下がっている

 ・・・となっているが、これって放送業界とよく似てないか?新聞業界とも似てるかも。数年後には放送局の数が減る、ってことが現実のものとなるような気がする。その時なくなるのは最近停滞著しいあの局か。ラジオ局にはどんな影響が出るだろう。
 余談だが、地方のラジオ局は大体テレビに兼営されていて、経営的にはお荷物扱いされている場合が多い。ラジオとテレビは同じ「放送」でも全く別なものとして考えた方がいいが、テレビ出身(もっと言うと親会社の新聞出身)の経営者には眼中にないことであろう。ラジオを面白くするのはラジオの人がやるしかないのだ。