ラジオの聴取者が減っている

 わが番組がリニューアル後、少し上向きの芽が出てきたことはいいのだが、AM・FMを含めて全体のラジオ聴取者が減っていることは気がかりだ。全人口を100とした場合、どれくらいの人がラジオに接触したかを示す数値を「セット・イン・ユース(set in use)」と言うのだが、それが24時間平均で7%そこそこに下がっているのだ(←正確な数字は調べて訂正します)。ラジオがメディアとして見捨てられつつあることを示す数字で、おのれの番組の数字が上がってきたからいいというような問題ではない。
 実は僕はこの問題を解決しうる処方箋を考えていて、「テレビや新聞じゃありえないような過激化」「かつ本質を突いていて説得力があるもの」を提示していけば徐々にラジオは注目されていくのではないかと思っている。注目されると叩かれるから、理論武装は忘れずにね。
 ラジオのいいところはこうした改革が、個人の努力でできなくもない、ということだ。「個人の努力」には仕事仲間にシンパを増やすことも当然含まれるのだが、ホントの有志が何人か集まればいい方向に進んでいけるんじゃないか、と思っている。弱小メディアが生き残るには過激でなくっちゃね。