名前がほぼ同じ

 定例の企画会議を終えて、別に紛糾したわけでもないが疲労困憊。自業自得であるが前夜に飲みすぎたせいもあって胃の調子も良くない。会議室を占拠してだらだら仕事してたら夜中の1時過ぎ、NHKでドキュメンタリーをやりはじめた。
 「老舗再建」というタイトルで、衣料メーカー福助に社長として乗り込んだ伊勢丹のカリスマバイヤーの奮闘記だった。規模は違えどこちらも番組の改革を志す身、たいへん興味深く、かつ身につまされつつ見たのだが、驚いたのは番組中に、僕の名前とほとんど同じ人が出てきたことだ。
 僕は名字が比較的珍しく、名の読み方は平凡だが漢字の組み合わせがレアである。
 親戚以外で名字が同じ人とすれ違ったのは1回だけ。名前の漢字の組み合わせが同じ人も知人に1人いるだけだが、「漢字4字中3字が同じで、読み方は8字中7字が同じ」というのはちょっと感動モノで、バカみたいだが他人とは思えない。
 ちなみに番組では、意識改革を訴える社長に呼応していろいろチャレンジする、若きデザイナーとして描かれていた。この人がデザインした靴下は新宿高島屋で買えるようだ。今後ひいきにしようかな。