16日のお仕事

 また少し間があいてしまった。
 諸悪の根源は13日分のブログを書いている時に突然パソコンの電源が落ち、文章が全部消えてしまったことだ。イチから書き直すのがイヤになり、時間もなくなって泣く泣く中断。はてなの管理ツールに書き込んだものが自動的にセーブされるしくみになっているといいのだが。
 ついでに風邪もひいてしまった。鼻とのどの間がイガイガして咳も出て不快である。薬を飲むと眠くなる。辟易しながら人手不足のため(万博全面中継にスタッフを割いているためだ)、きのうの夕方踏切事故があった東武伊勢崎線の竹の塚駅のリポートに出かける。一報はこちらhttp://www.asahi.com/national/update/0315/TKY200503150286.html
 竹の塚駅は各駅停車しか止まらない駅なので、準急や急行がスピードを落とさずに遮断機のすぐ向こうをごうごうと音を立てて通る。遮断機をくぐるとそこは急行用の線路なのだ。電車に乗っている人も、竹ノ塚駅のホームに立つ人も、事故が起きた踏切の方に視線を向けている。
 ここはいわゆる「開かずの踏切」で、手動式になっているのはその状態を少しでも軽減し、線路内に取り残された人がすみやかに外に出られるようにするためだ。ところが近所の人に話を聞くと、手動式だということが有名なものだから、朝夕の忙しい時間に足止めを食ったドライバーが踏切を操作する詰所に「いいから早く開けろ!」と怒鳴り込んでいるのを目撃したことがあるそうだ。また、徒歩で通過する人は程度の差はあれ一度や二度、踏切でヒヤッとしたことがあるという。
 現場では東武鉄道の広報担当が手動式踏切のしくみについて、記者の質問に答えていた。その輪に加わって話を聞くと、踏切近くの急行の線路に電車があるときは、遮断機の動きは二重にロックされ勝手に上げることはできない構造になっているという。きのう、亡くなったお二人がはねられたのは急行線を高速で走ってきた準急だ。本来上がるはずのない遮断機が二重のロックにもかかわらずなぜ上がったのか?ここが事故原因解明の最大の焦点となる。

 リポート後、局に戻って企画会議の資料を作る。きょうは前回の聴取率調査の結果が発表され、わが番組は数字をやや下げてしまった。なかなか一筋縄ではいかないものである。何が原因かは思い当たるフシがあるので、次回に向けた改善点と位置づけ、4月のレーティング企画と万博中継の段取りを話し合う。
 企画会議終了後、薬を飲んだため睡魔に襲われるが少しだけ寝て立ち直り、領収書を精算したり企画書を書くなど。