愛知万博の「聴きどころ」〜音響編

 冷凍マンモスなど、もちろん見どころはたくさんあるのだが、ラジオプロデューサーなので音響方面で印象に残ったことから書きます。まず、これは何だと思いますか?

 上記の写真は音声ガイドを赤外線で発信する装置。博物館的な施設である「グローバル・ハウス」で使用され、観客は携帯ラジオか小型のMDウォークマン程度の大きさの薄いカード状の機械を耳に当てて解説を聞くことができます。音が小さいのがやや難点。この件についてはこちらに詳しい記事が。
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/02/01/001.html

 つづいて、これは何でしょう?見えるかな。
 
 これは同じく「グローバル・ハウス」にあるスーパー・ハイビジョンシアターの天井に取り付けられた巨大なスピーカー。比べるものがないので大きさが実感できないかもしれませんが、1本の長さは8〜10mくらいと見た。
 「スーパー・ハイビジョン」を開発しているのはNHKで、露骨な宣伝が続くのにはやや辟易したが、映像の解像度と22.2チャンネル・サラウンドシステムによる音響はすごい。でっかい祭り太鼓を叩いた時の、周囲の空気のびりつきまで本物そっくりに再現されているのだった(この項続く)。