Musical Baton

 またまたしばらく更新が滞っていたら、id:face_urbansoulさんとid:tama-chan-beamさんのお2人からバトンを渡された。音楽に関するバトンである。

海外のブログに端を発する、音楽に関する企画。

音楽に関するいくつかの質問が「バトン」として回ってきたら、自分のブログ上でこれらの質問に答え、次の 5 人を選びその人にバトンを渡す、というルール。

質問は以下の5つ。

Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
Song playing right now (今聞いている曲)
The last CD I bought (最後に買った CD)
Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)


 ワタシ、好きなだけで全然詳しくないんですけど、バトン持たしていただいてよろしいんですか?うひひひ。「音楽について文章を書け」なんて、ブログでも嬉しいわ。


 てなわけで回答です。


1)コンピュータに入っている音楽ファイルの容量
 2.5GB(曲数688)です。正確に言うと「でした」。先日、仕事場で使っているPCがクラッシュしまして(突然ウィンドウズが立ち上がらなくなった)データはほぼおシャカ。所有のipod-miniを見て容量を確認した次第です。
 そういえば以前、自宅PCに選曲用として音源を録りためていたこともありました。自宅PCはSONYVAIOで、うっかり使ったソフトがプリインストールのSonic Stage(泣)。1000曲以上蓄積したところでMP3等ほかの規格に対応していないことに気づき(今はできるらしい)、自宅PCの動作が悪かったことも手伝って全消去してしまいました。


2)今聴いている曲
 Steely DanのSlang Of Ages。この文章を書くにあたって"Everything Must Go"を引っ張り出して聴いているのですが、直前のエントリー(6月1日)で言及しているではありませんか。射程距離狭すぎ。


3)最後に買ったCD
 Shelby Lynne"Suit Yourself" 。先月発売。
Suit Yourself
 J-WAVEで1曲目の"Go With It"がかかっているのを聴いて気に入り即amazonで注文。きのう到着。amazonでは音質が悪いながらも30秒限定で他の曲の試聴もできたので「当たり」と確信して買いました。国内盤はCCCDなので当然輸入盤。iTunesのジャンルによると「カントリー」になるみたいですが、シェリル・クロウザ・バンドがお好きなら満足いただけると思いました(ま、グラミー歌手だしね)。あとクラウドベリー・ジャムみたいなスウェディッシュ・ポップ好きな方でもイケるかも。


4)よく聴く、または特別な思い入れのある5曲
 Steely Dan "Everything Must Go" 
Everything Must Go
またか(笑)。でもイントロが最高。考え抜いた崩し方。同名アルバム(2003)より。
Stevie Wonder "Heaven Is 10 Zillion Light Years Away"
Fulfillingness 
「Fulfillingness' First Finale(1974)」より。スティーヴィーが天才だった頃、しかもまだヒリヒリする部分があった頃の曲ですね。曲と演奏も素晴らしいけど、歌詞が大好き。
"Where is my God?"-He lives inside of me
And I say it's taken so long
'Cause we've got so far to come
でも1000億光年の彼方にある境地に、人間はたどりつけなくて、戦争したり差別したりする。この頃のスティーヴィー・ワンダーの近くには神様がいたのだと思う。最近は違う神様がついてるみたいですが。
Donny Hathaway"Someday We'll All Be Free"
Extensions of a Man
"Extension Of A Man"(1973)より。ああ、これも「神様系」の歌ですね。ダニー・ハサウェイは天寿より早く神様のもとへ旅立った人ですが、この歌を聴くとそれは必ずしも不幸なことではなかったのではないかと思う。ところで、どうして画像のサイズが違うのかな。同じsmallなのに。
ELvis Costello And The Attractions "Shipbuilding"
Punch the Clock (Bonus CD) (Dlx)
"Punch The Clock"(1983)より。CDがどっかに埋もれていて歌詞の引用ができないのですが、日常生活から突然戦争に引っ張り込まれる人たちの歌です。「クリスマスまでには帰る」と言って戦争に出かけた息子は、たぶん帰って来られなかったのではないか。そう思わせる重苦しさがこの歌にはあります。この歌が書かれたのはイギリスとアルゼンチンが戦ったフォークランド紛争(1982)の頃ですね。一昨年、アメリカによるイラク侵攻が始まった時、どうしても聴きたく(聴かせたく)なって番組の中でかけました。

 もう1曲は何にしようかな。「次の5人」も含めて保留にして少し寝ることにします。
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 さて、6時間後。もう1曲決めました。
Dave Brubeck/Paul Desmond"Over the Rainbow"
Brubeck / Desmond
"Over the Rainbow"はもちろん、映画「オズの魔法使い」でジュディ・ガーランドが歌ってたあの曲です。映画は大人になってから見ましたが、製作1938年なのね。一時、いろんな人が演奏したOver the Rainbowをやたら集めた時期もありました。
ブルーベック/デズモンドは「テイクファイブ」が有名ですが、僕の印象ではもっとソフトというか力弱いというか、ポール・デズモンドのサックスは消え入りそうな感じなんですよ。その演奏が大好きで、おまけにこの曲では最後の方にちょっとしか出てこない。そこがいい。
この曲をはじめて聴いたのは高校生の頃、五木寛之か誰か、有名な作家がホストをつとめていたラジオ番組だったと思う。Donald Fagenのおかげでブルーベックの名前は知っていたけど*1、いつも聴いていた番組ではないのでこの演奏に出会ったのは偶然でした。後年、レコード店を探して見つけた時は嬉しかったなあ。


 バトンを引き継ぐ方ですが、とりあえずお2人選ばせていただきました。
 id:Shibayoh様、ご無沙汰しております。いいアイディアもなくすいません。
 id:radioya様、久しぶりにブログ覗いたんですがいつの間にかすごく充実してませんか。

 Shibayohさんはシンガーソングライター、radioyaさんはラジオの腕利きディレクターなので楽しみにしております。

*1:"New Frontier"という曲に出てきます。ナイトフライ