なぜか恋愛モノばかり

 1月分の経理処理と2月のレーティング対策と4月の改編に向けた作業で、どしゃめしゃに忙しい日が続いている。きょうは午前中に台本1本、午後から昼の番組の企画会議、終了後に夜の番組に立ち会っていたら大トラブル発生(後述)。厄年か(笑)。OAが終わった後、再び経理処理もろもろ。
 午前1時頃に帰宅し、見ていなかったドラマ「花より男子2」第5回をチェック。加藤夏希扮する「滋」の出番が減っているのは残念だが(主役じゃないんだから当たり前だ)、ヒロインの弟に至るまで登場人物全員が恋愛至上主義者なのが笑えて、なおかつ全員について「うんうん、わかるわかる」と昔を思い出して思わず遠い目をしてしまうところがヤバイヤバイ(笑)。

 そういや先日、仕事がらみで山田詠美『無銭優雅』を読んだ。こちらは臆面もない中年男女の恋愛話だが、もちろん『愛の流刑地』的な話ではない。「人生が半分以上過ぎたからこそ感じられる夕暮れの美しさ」みたいなものが横溢したストーリーで、
ザ・イヴニング・オブ・マイ・ベスト・デイというリッキー・リー・ジョーンズの切ないタイトルのアルバムを思い出させた。「(我が人生で)最良の日の夕方」・・・ ぐっと来ないですかこのタイトル。もうすぐ暮れてしまうからこそ、夕焼けが甘い。

 『無銭優雅』の台本を書いてブックレビューの収録を終え、家に帰ると読んでいなかった漫画『ハチミツとクローバー』の9巻と10巻(=完結編)が届いていた。9巻三分の一まで読んだところで夜が明け始めたため残念ながら一時中断。一応、翌日のことを考えたりしたためだが、上記3作品、全部恋愛モノである。オノレの日常生活はさておき、恋愛というのはドラマを生むのだなあ。


紹介した作品

無銭優雅

無銭優雅

ハチミツとクローバー 10 (クイーンズコミックス)

ハチミツとクローバー 10 (クイーンズコミックス)