宮川弾アンサンブル

 3月28日、「ストリーム」の音楽ゲストは一十三十一(ひとみとい)。番組中にディレクターがかけた「デイライト」の曲とアレンジが心地よかったので誰の手によるものかライナーノーツを見ると宮川弾の名前が。


 どっかで見たことのある名前だと思ったら、安藤裕子にも楽曲を提供している人で、このブログでも取り上げたことがありました。サイトで近況を調べたら去年、本人名義のCDも出しているそうじゃないの。これは買うしかありません。即、アマゾンで注文して届いたのがこのアルバム。

pied-piper

pied-piper

 写真に写ってる人はデッカチャンじゃありません。佐藤治彦さんにもちょっと似てるかも。


 サウンドプロデューサーが様々なヴォーカリストを迎えて自分名義のアルバムを作る、という方法は僕の好きな冨田ラボが先行事例だけど、こちらもなかなか。管ならチューバ、弦ならチェロやコントラバスといった低音にスネアロールの軽い音、という組み合わせが、狙い通りの「がちゃがちゃ感」を醸し出してます。「宮川弾アンサンブル」というネーミングにもなるほどと納得。ヴォーカリストには安藤裕子のほか、土岐麻子太田裕美(!)など。畠山美由紀とRyoheiは冨田ラボと重複。


 サウンドプロデューサーやアレンジャーは、以前はあまり表に出てこなかった人たちだけど、垣根が低くなったのか聞き手の側の耳が肥えてきたのか。DJやリミックスの隆盛もサウンドに注目が集まってきた一因かもしれない。腕に覚えのある人が冨田ラボ宮川弾アンサンブルみたいに出てきてくれると、こちらの“音楽聴くだけ生活”も豊かになって嬉しいです。


 一十三十一「デイライト」はこちらで。「スムーズでかわいいポップス」満載でお薦めです。

TOI COLLE!(DVD付)

TOI COLLE!(DVD付)