ブログはヤバいのか?

 先日番組の中で、アメリカのブログ筆者が自分の所属する会社の内情をバラして解雇されるケースが多い、という話題を扱った。
 このブログ、それに該当するじゃん。
 属性がばれないように過去ログを書き換えるか、突っ込んだことを書かないようにするか、いろいろ思案する日々なのであった。

駒大苫小牧高校が連覇

 高校野球である。
 去年に続き、たまたま札幌の実家に帰っている時に駒大苫小牧の優勝シーンを見ることができた。去年は東京に戻る途中、試合経過はラジオで聞いて、千歳空港で優勝の瞬間をテレビ観戦したのだが、今年は最初から最後までじっくりテレビで見た。
 へたくそだったとはいえ、同じ南北海道地域で高校まで野球をやった身としては57年ぶりの連覇を北海道のチームが達成したことに感激に堪えない。そして試合そのものも感動的だった。ホントに一発勝負の野球は面白い。時々人生に似ていたりする。
 5万人の前で決勝を戦うという、特殊な環境に置かれてどう平常心をとりもどすか?平常心を取り戻した奴は、浮き足立つ仲間をどう励ますか?1点をもぎ取るためにどんな策略をめぐらすか?相手の作戦の先を読み、その力をどう封じるか?
 駒大苫小牧京都外大西の試合は力が拮抗した者同士の、がっぷり四つのぶつかり合いだったが、内野ゴロやボテボテの内野安打で勝ち越した駒大苫小牧には運もあり、かつ彼らの方が少しだけ試合巧者(=勝ち方を知っていた)だったと思う。
 「試合巧者」・・・。北海道のチームが他県のチームに試合運びの上手さで勝つなんてことは、これまでは考えられなかったことだ。
 僕が高校球児だった80年代前半どころか、つい最近まで僕らは「北海道は冬の間練習できないし、野球僻地だ」と思い込んできた。でも意志あるところに道は拓けるし、アタマを使えば何とかなるときもあるのだ。僕はもういい大人だからそうならない時があることも知っているけれど。
 

選挙報道はこれでいいのか?

 
 今回の総選挙報道では、小泉総理が話題を集めるような候補を次々に立てていることもあって、ニュース・情報系番組は片山さつき氏やホリえもんなどをばんばんスタジオ出演させている。そして取ってつけたように、片山さんやホリえもん対立候補をVTR出演させている。「自民党候補ばかり出演させてアンフェアだ」と言われないようにするために違いない。内情はよく知らないけど、そうとしか思えない。
 まあ正直言って、政党から報道機関に対するプレッシャーはキツい。特に報道機関は自民党に対してはたいへんナーバスになっている。だから逆に「話題性のある自民党(系)の候補者」については、安心して出演させられるのだ。文句を言われないからね。たぶん。
 小泉総理と自民党執行部はよくわかっていて、話題になりそうなネタを公示日までマスコミに対して次々と投げ与え、人々の口の端にのぼるように仕向けているのだ。そして話題が枯渇しているテレビの番組がそれに飛びつく・・・。どことは言わないが視聴率で苦戦している情報系番組がハイエナよろしく話題の候補者をナマ出演させている。出演させるのはいいけど突っ込みがなくて候補者の主張を垂れ流しだ。それは「宣伝」と同じじゃないのか?
 自民党なのか、それとも民主党か。あるいは公明党共産党社民党なのか?青臭いことを言うようだけど、有権者を誘導するのではなく、判断の基準をうまく提示するのがメディアの役割だと思う。そうでなければ「我々は××党を応援しています」と公言すればいい。公平なふりをして国民の利益も度外視し、視聴率だけを取りに行くのは報道機関の名を返上すべき行状だ。