面接官(ちょっと改稿)

毎年恒例、僕が勤めるラジオ局に就職を希望する学生さんたちの面接官をやった。
去年は企業研究もロクにやってこない奴らが多くて閉口した。「ラジオって今、誰も聞いている人がいないですよね。僕はそういう逆境で頑張りたいと思います」って言い放った男子学生もいて、おいおい、一応自分が受験しようとする媒体の状況や、その会社が業界何位かぐらい情報を集めてこいよ。インターネットでちょっと調べればわかるだろ。
今年は面接していて「一緒に仕事をしてみたいな」と思う学生さんが複数いた。これは珍しいことで、今年から書類審査によるカットを減らした、ってことが効を奏しているのかもしれない。ってことは「書類選考が節穴だった」ってことかしら。
面接官として、どんな受験者に好感を持つかアドバイス
1.自分が受ける会社が業界でどんなポジションにあるか把握しておく。(それを面接でわざわざ言う必要はない)
2.少なくとも、何日かはラジオを聴いて、気に入った番組をひとつでも挙げられるようにしておくこと。その理由も言えるとベスト。これはその局のラジオ番組でなくてもかまわない(と思うけど心の狭い面接官に当たっちゃったらごめんね)。
3.「こんな番組を作ってみたい」とウソでもいいから言えること。局にもよるけど、老舗番組を挙げても面接官にはヒットしにくい(だいたい、次の企画を考えているから)。その局でいちばん尖っていそうな番組を挙げるのが得策です。