やっぱり出てきた

 きのう(30日)は仕事に差し支えるので行きがけに携帯電話を買った。今回のは遅ればせながらカメラ付き。データのバックアップは自宅にあり、頭の中には1件も電話番号がインプットされていないので自分からはかけられず不便する。と思ったら見憶えのない番号から電話が。29日に乗った便の航空会社からで「お忘れの携帯電話が機内から出てきました」とのこと。携帯電話はもはやいらないが中のデータごと捨てるわけにはいかず宅配便で自宅に送ってもらうことにした。落したのはこっちのミスなので着払いを申し出る。
 それにしても初動でちゃんと探してくれたのかしら?という疑問は若干残る。座席の場所は特定されていて、申し出たのも預けた手荷物が出てくるよりずいぶん早かったから、携帯電話が勝手に移動しない限りは容易に見つかったと思うのだが。「次の出発が迫っていてあなたの忘れ物を捜している暇がありません」というのなら、そう言ってもらったほうが適当に探して「ありません」と言われるよりもありがたかった。こちらも次に乗る数百人の乗客を足止めしてまで探し続けてほしいとは思わないので・・・とここまで書いてきて気がついた。あ、機体じゃなくて「客室乗務員ぐり」の問題だ(27日の日記参照)。想像するに、客室乗務員が次に乗る便へ移動しなければならないので、バカが落とした携帯にかかずらわっているヒマがなかった・・・。真相はこうに違いない。機体よりキツい客室乗務員のシフト、大丈夫なんだろうか。これって常識なのかしら?マスコミ業界なのにスチュワーデスと合コンしたこともないので事情がわからない。関係ないか。「他人の仕事の勤務実態」って、ネタにならないかなあ。僕は関心あるんだけど。
 番組の予算交渉は結局まとまらずにタイムアップ。毎月、かなりの赤字は出るが、半年後に帳尻を合わせる口約束をもとに予算書を提出した。「番組の規模に比べて予算が小さい」というのを経理も認識していることがわかったのは収穫。かなり気が楽になる。
 夜の番組は安田純平さんがゲスト。スタッフじゃないのにスタジオへ行ってしばらく話す。いわゆる「ジャーナリストの臭み」がない人で、「ギャルにモテる」(周辺談)理由もわかろうというものだ。
 僕が臭いなあ、と思うのは
 ①自分の主義主張を通そうとするため事実を歪曲する。もしくは見なかったことにする。
 ②自分が取ってきたネタは重要だからみんな黙って聞くべきだ、と思っている
 ③自分が間違っているかもしれない、と思わない
 ④一発当てたい、と思っている野心を正義や善意で隠す
まだまだ他にもありそうだ。①〜④に該当する人はジャーナリストとしてというより人間として問題が。この話はまたいずれ。
 帰りがけ、久々に地元の居酒屋に寄ってビール。前夜の睡眠不足がたたり、「朝まで生テレビ」を見逃す。