スペシャル!?

 きのうは同じ局のとある番組と野球の試合。その番組が急きょ立ち上げた企画のために、わが番組がかり出された格好だが、いつも世話になっているので問題ない。逆に、役に立ててよかった。草野球は投手と守りだ。普段のチームはそれが出来ているのでそこそこ勝負になっているが、ウチの番組はちょっとねえ(笑)。
 その後はもちろん飲み会で、たいへん楽しかったのだけれど睡眠不足気味でけさはちょっとゆっくり目に出社する。週の後半はシフトの関係でそれができるのでありがたい。番組終了後、月イチ恒例、ギャラの処理。単純作業が多く、眠くなる。
 家に帰ると、例のヤゴが6匹中5匹死んでいる模様。イトミミズは生きていて、本末転倒だ。酸欠か、水温が高くなりすぎたか。やはり水草を入れておけばよかった。
 ラジオ業界恒例の「スペシャルウィーク」がもうすぐ(6月14日から2週間)だ。要するに聴取率調査週間。ウチの番組は「面白いのにみんなに気づかれていない」のが問題なので、番宣に力を入れるつもりだ。だいたい各局、この期間はプレゼントをどーんと出したり、豪華と思われるゲストをブッキングしたりするのだが、ものをバラまいたり有名な人を呼ぶだけでいきなり数字があがるわけではない。少なくとも、明確な因果関係は証明されていない。
 それでも「スペシャルウィーク」と称して2ヶ月に1回お祭り騒ぎをやるのは、ひとつは番組制作&編成の自己満足および急にプレゼント攻勢をやめて数字が下がるのが怖いせいだ。たぶん一切の「スペシャル」をやめても、ほとんど結果は変わらないだろう。ふだんの実力が出てしまうのだ。
 「スペシャルウィーク」に意味があるとすれば、制作側にとっては「いつもやっている番組を検証する」ところだろう。その番組「らしさ」は何なのか、どんなことを目指して番組を作っているのか、スペシャルの企画を詰めていく時にスタッフの間で確認することができる。
 だから目先の数字に一喜一憂したり、「ゲストの○○は数字持ってるね」などと口にしたりすることは全く無意味なのだが、そうは言っても1年くらいのスパンで聴取率を見れば、今後上がり目があるかそうでないのかは判断がつく。つまり「大まかな方向性そのものが誤っている」ということになり、トップが遠く、「伸びしろがない」と判断されれば番組は終わってしまう。
 「番組の終わる日」にどんなパターンがあるのかは改めて書く。