売国奴が愛国心を語る(下の続き)

 きょうの時事ネタは「出生率がますます低下して1.29に」。合計特殊出生率は、年金制度の設計の根拠になっている数字なのだが、ここ10年以上ずーっと間違い続けている。
 この間成立した「年金改革法」は、出生率が1.30で底を打ち、その後緩やかに回復し1.39で安定する・・・という数字を根拠に作られている。根拠の数字がホントは1.29だったのだから、年金改革法は根底から崩壊してしまったわけだ。政府公約である「給付水準50%」をキープしようとすれば、今以上にたくさん国民からお金を取るか、給付開始年齢をあげて行くしかない。公約違反である。
 
 厚生労働省の担当記者に話を聞いてみると、去年の合計特殊出生率の発表期日は6月5日だったそうだ。今年は早くもそれを過ぎて5日目。年金法案の審議中だったから、それを覆すような統計を出さなかったという疑いが濃厚だ。「保育園などの拡充で出生率が回復していく」というシナリオを作ったようだが、本来クールであるべき統計に願望を混ぜた、ろくでもない結果だと言っていいだろう。

 政府はウソをついて年金法案を成立させたわけだ。日本国民が将来困っても、知ったことじゃないってか?

 下にも書いたけど、日本の自衛隊員をアメリカに差し出して危険に晒す。コイズミが勝手に約束しちゃった「自衛隊多国籍軍派遣」がそうだ。
 年金改正法を通したいがために、最新の統計を日本国民から隠す。
 
 こんな奴らが、「教育基本法愛国心を盛り込もう」などと言っている。お前らに「国民を愛する心」があるのかよ。お前らからは「国民は権力者の言うことを黙って聴け」というメッセージしか伝わらない。

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愛国心を語る売国奴」。他にもいろいろありそうだ。
キャッチフレーズ「この国を想い、この国を創る」だって??
この国って、泥棒国家のことかな?