開票特番のお手伝い

 投票の後、参院選開票特番のため局へ。きょうはプロデューサーでもディレクターでもなくサポート役なので気が楽だ。
 テレビ局の開票特番は各局ともここぞと予算をつぎ込み、中継車出しまくりのCG使いまくりのショウアップしまくりで(本日のテレビ欄参照のこと)出口調査と当確速報合戦に血道を上げることになるのだが、ラジオの場合は独自に当確を打てるような取材力はないので「選挙の結果をどう捉えるか」に焦点を置くことになる。
 ちなみに私はテレビの選挙特番のエンタテインメント性を否定してません。刻々と状況が変わるのは面白いし、人間の喜怒哀楽がこれほど集中する機会もないものね。でもどこか「自分の住んでいる地域を通らない台風情報」に似て、高みの見物というか、対岸の火事というか、他人事っぽい雰囲気をかもし出すのもまた事実。一方ラジオは「これから台風が直撃する人たち」に向けたものだから、選挙の結果この国はどうなるのか、雨は降り続くのか晴れるのか、被害が出る恐れがあるのかそれを少しでも食い止める方法はあるのかを考えていくことになる。
 「生真面目すぎる」「楽しきゃいいんだよ」ってまた言われるかな?でも心あるステーションはそういう放送をすると思うよ。テレビで速報を見ながらラジオで論評を聞く、というのも一興だと思いますのでお勧めしておきます。