親父よ、焼き肉を食っていいのか?

 豪雨にたまらず、北地蔵の近くからタクシーを拾って帰宅。さっきはいなかった親父が帰宅していた。小樽に住んでいる、80歳を過ぎた兄夫婦のもめ事の仲裁に行っていたそうで、ご苦労なことである。単なるもめ事ではなくて、別居騒動にまで発展しているとのこと。そのパワーはむしろ感動的ですらある。
 夜、近くにある焼き肉バイキングの店「百景園」へ。確かアサヒビールの直営店で、昔はジンギスカンが中心だったが、今ではバイキングのアイテムに羊肉は含まれていない。「北海道といえばジンギスカン」という時代は終わったようだ(そのかわり都内においしいジンギスカン屋が増えている)。
 それはそうと、5月に胃ガンで胃袋を全摘した人間が、焼き肉を食っていていいのか?
 どうやら親父は、僕が帰省する時をひとつの目標に、「普通の食生活をできるように」いろいろ試してきたようなのだ。生ビールの小ジョッキを頼んで飲んでいる。ビールは術後初めてのようで、こっちは横目で見ながらひやひや。その後具合が悪くなった様子もないのでとりあえず安心することにした。
 帰宅後、オリンピックの放送を少し見て就寝。0時前に寝るのは久しぶりだ。