インタビューの歩留まり

 この間、僕もよく読んでいる雑誌から、ありがたいことに番組に関しての電話インタビューを受けた。出演者がかなりかぶっていることもあり、関心を持って貰ったらしい。記事を書くライターさんと30〜40分くらい話し、メールで送られてきたゲラは18字×8行(泣)。先方も申し訳なさそうだったが、活字メディアではない我々ラジオやテレビでも、さんざんインタビューしておいて使うところはほんのちょっと、というケースは日常茶飯である。つまりインタビュー記事とは、喋った人のものではなく話を聞いたり編集した人のものなのだ。編集する主体こそが実は隠れた主役なのである。