恵比寿へ「子供」を見に行く

 娘と嫁さんを誘って恵比寿のガーデンプレイスへ。東京都写真美術館で開催されている企画展「日本の子ども60年」を見た後、ガーデンシネマで映画「ポビーとディンガン」を観る。
 http://www.jps.gr.jp/nippon_no_kodomo.htmは文字通り日本の子どもたちの表情や生活の写真を通じて戦後60年を再考しようとした企画で、たいへんな盛況だった。60年間の日本の変貌ぶりに注目したり、子どもは昔も今もあんまり変わらないなあと思ったり、いろんな見方ができる写真展である。キッズ・フォトレクチャーで解説に来ていた勝谷誠彦さんにご挨拶。レクチャーも聞きたかったが、かわりに僕が娘に解説。ここでの写真展は9日までだが、その後名古屋・京都・横浜でもやるそうだ。写真集も出ている。
日本の子ども60年

 「ポビーとディンガンhttp://c.gyao.jp/pobbydingan/story.htmlの主人公は11歳の少年アシュモルと9歳になる彼の妹ケリーアンだ。監督はイギリス映画の傑作「フル・モンティ」(1997)のピーター・カッタネオ。カタいこと言うと「家族とコミュニティの破壊と再生」が描かれているのだが、お話はファンタジーで字幕が読めれば子どもでもOKだ。
 去年の年末に観た「ミリオンズ」http://millions-movie.net/も主人公が10歳の少年アンソニーと8歳の弟ダミアンで、ダミアンはケリーアンと同じく見えないはずのものが見える。「ミリオンズ」の監督はこれまたイギリス映画の傑作「トレインスポッティング」(1996)のダニー・ボイルで、カッタネオ同様出世作から10年近く経って子どもを主人公にしたファンタジーを撮ったのは偶然か。
 どちらも面白かったけど、「ミリオンズ」の方がお勧めかな。