レーティングが始まった
レーティング=聴取率調査週間が始まった。4〜9月のナイターシーズンは2ヶ月に1回、2週間実施される。ちゃんと体調を整えてうがい手水に身を清めて出勤したいところなのだが、ブックレビューで扱う小川洋子の『ミーナの行進』を読まねばならず徹夜。ううう。でも面白かった。読みながらうとうとして登場人物が夢に出てきたりしたので、「倍、楽しんだ」といえなくもない。
- 作者: 小川洋子,寺田順三
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/04/22
- メディア: 単行本
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『博士の愛した数式』と似てるね、と小説をよく読んでるヨメに言ってみたら「どこが?」と言われた。いや確かに小川洋子のは『博士・・・』とコレしか読んでないけどさ。「自分の意思でなく思わぬ環境に入れられ、その時代を象徴するような社会的事件をきっかけにそこの人たちと精神的に深い絆を感じるようになり、しかも語り手の回想で語られる」と共通点を上げてみたりするのだが、フィクションを読み慣れている人にとっては「落語って、必ずオチがあるんですねえ」という超初歩の感心の仕方に似ているのかも。